医療法人社団みずさわ眼科

地域に根ざした診療で30年
土山駅から徒歩5分の加古川市のみずさわ眼科です

目の病気

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白内障

水晶体眼のレンズの働きをする水晶体が、濁ったり変色していって、視力の邪魔をするものです。
屈折といって、度数も変わってきます。 ほとんどの場合は加齢が原因です。ケガが原因のものや、アトピー、糖尿病、ぶどう膜炎など、病気の合併症としてでる特殊なものもあります。

軽度で、ご不便のない場合は進行予防の点眼治療などで経過をみます。
視力に影響があって、不便を感じたり、ほかの病気を引き起こしそうになる場合は手術で治療します。手術は特殊な例を除いて、比較的安全な治療です。ご自分の白内障の程度、治療が必要かどうかが気になる方はご相談ください。

緑内障

視神経目の奥の視神経が障害を受け、視野に異常が起こる病気です。危険因子は高眼圧、加齢、遺伝、ストレスその他、沢山の項目があります。 日本人には眼圧が正常でも障害がでる、正常眼圧緑内障が多いです。

また、目の小さい遠視の方は眼圧が上がりやすいことがあります。初期には気がつきにくいので、検診などで指摘を受けてわかるケースもあります。
眼圧検査や視野検査など、専門的な検査が必要となります。

老眼(老視)

カメラも眼も、ピント合わせに必要なレンズの度数は距離によってかわります。私たちは遠くの物と近くの物は、ピントを切り替えて見ています。それを調節といいます。

調節すると、ピントは遠くから近くへ寄せることができます。(手元が見える)調節をやめると、ピントは遠くへ戻ります。(遠くが見える)それができなくなるのがいわゆる「老眼」(眼科では老視といいます)です。

近視の方 もともと近くにピントがあいます。(程度は人により違います) そのピントをメガネやコンタクトで遠くへ持っていっています。(これは自力では無理) そのまま近くを見るには、眼の力でピントを近くへ戻し、調節しながら見ています。
しかし、老視になると、メガネやコンタクトで合わせた遠くのピントから近くのピントへの調節ができなくなり、手元が見えにくくなります。メガネやコンタクトをはずすと、そもそも近くが見えるわけです。
遠視の方 理屈でいうと、とても遠くのものにピントが合っています。でも普段見る景色やテレビなどは、遠視には近すぎてピントが合いません。
ただし、ある程度の軽い遠視の方は普段から調節してピントを近くに持ってくれば、メガネなしで周りの物が見えます。そして手元を見るときはさらに調節をかけ、近くへピントを寄せてみています。
ですから老視になって調節ができなくなると、手元はもちろん普段みている景色やテレビなども見えにくくなるのです。
「昔は目がよかったんですよ」「1.5まで見えていたんです」などとおっしゃる方はこのパターンです。ちょっとややこしいですね。

どちらにしても、老視になると、遠く、近くでそれぞれのピントを合わせる工夫がいります。
代表的なものが遠近両用メガネです。

ドライアイ

ドライアイ目の表面(角膜、結膜など)の問題と、涙の量や質の異常によっておこる変化や症状です。
涙が少ないタイプ、涙が安定せずすぐ乾いてしまうタイプ、その混合タイプがあります。原因には、アレルギーや薬の影響、体の異常、老化、環境、など、時にはさまざまな要素が絡んで発生します。

単に涙やうるおいを補充するだけでなく、それらの要素をおさえることが重要です。治療にも、薬物治療から外科治療まで、段階があります。

アレルギー

免疫のシステムが誤作動し、炎症を起こしてしまう病気です。
ハウスダスト、ダニの死骸、食べ物など、その誤作動の原因になるものを抗原、アレルゲンといいます。アレルゲンとして、体が覚えてしまうと、それに接するたび、繰り返し炎症が起こります。どんなものでもアレルゲンになりますが、なりやすいものと、そうでないものがあります。

日本にはスギが多く生息し、花粉が大量に飛散するうえ、アレルゲンになりやすいので、日本にいる多くの方がアレルギーを起こします。これが花粉症です。眼科ではアレルギー性結膜炎が代表です。いいお薬がたくさん開発されており、点眼治療である程度抑えることができます。

必要な場合には、内服や、ステロイドを使ってコントロールすることもあります。体質と関係するので、完治することは難しいです。花粉症の場合、初期治療といって、花粉が飛びだす前から点眼などを始めていただくと、大変効果的ということが分かっています。

眼精疲労

眼精疲労疲れ眼です。ひどい場合には強い痛みや、吐き気、頭痛を起こすこともあります。
目が疲れる原因はたくさんあります。ドライアイアレルギー老視などピントの問題、そのほかの病気から出ることもあります。どういった要素が原因となっているのか調べることが治療のポイントとなります。

飛蚊症

飛蚊症視野の中に、蚊や虫や、ほこり、髪の毛、煙、のようなものが見える症状です。目の中の何かが見えていることが多いです。その原因は生理的であまり問題のないものから、病気で治療が必要なものまで、さまざまです。
「としのせいかな」と置いておかれると危険な場合もあります。気になる方は、眼底検査を受けていただくことをお勧めします。

光視症

視野の中に光が見えてしまう症状です。 眼の奥の病気による変化が原因で起こることがあります。 生理的に起こることもあります。 また、閃輝暗点といって、脳の変化で起こることもあります。 これも、眼底検査などを行って調べます。

眼の抗加齢

抗加齢医学は進歩しています。 ちまたで言われているアンチエイジングというとわかりやすいでしょうか。 ポイントは、「酸化」「光老化」「カロリー」です。

  • 体の組織酸化させない
  • 紫外線などの光を浴びすぎない
  • カロリーをとりすぎない

これらに気をつけると研究では加齢を抑制したり、寿命が伸びたり、病気を予防・治療できたりすることが分かってきています。 目も、老化が原因でさまざまな変化が起こってきますが、抗加齢を意識して健康を守りましょう。